9日(木)~19日(日)まで上大川前通12番町「旧小澤家住宅」と西堀前通1番町の「ギャラリー蔵織」でランプ展を開催中です。旧小澤家では蔵の中の展示ケースや囲炉裏の間の壁際に並べてあります。
建物の構造上、一番数の多い吊りランプは割愛せざるを得ませんでした。
燭台や行燈をうまくアレンジしたスタイルの背の高い
「座敷ランプ」や少し背の低い台ランプ
「卓上ランプ」、日本的なミニチュアランプの可愛い
「豆ランプ」が並んでいます。
豆ランプは風呂場やトイレ、枕元や燈明などいろんなところで使われたとても日本的な手軽な小型ランプでした。
すべてのランプは国産で明治から大正のものがほとんどですが、こういったランプの時代は比較的短く、あまり見たこともないものも多いかもしれません。
しかし、日本の得意な、和魂洋才を物語る歴史的遺産でもあります。日本人の照明文化へのアイデアと工夫とデザインをとくとご覧あれ。
100年以上前のものには見えないでしょう?ホンモノの世界は今の時代にも啓発に満ちています。
江戸末期のからくり儀右衛門こと田中久重が作って流行した珍しい「無尽灯」も展示公開されています。
また「越後大郷からくり館」のからくり人形師ー日根之和さんの
「からくり灯火器ーねずみ短檠(たんけい)」の復元品もご覧いただけます。
下、小澤家で使われていた座敷ランプ
こういうランプはどう言ったところで使われていたのかと思ってましたが小澤家にもあったとは納得の発見でした。
それが今回のランプ展の開催につながったのです!
下、ギャラリー蔵織にも一部展示公開中!