■ カキ氷の器の人気の歴史レトロな雰囲気をかもしだし、多彩で実用的な大正~昭和初期の氷水の器ー氷コップ(カキ氷の器)は昭和40年代に人気が出てきました。
そのきっかけとなったのは「明治屋」から発行された、おしゃれな食文化の小雑誌
「嗜好」448号 (昭和45年5月1日発行)でした。
そのエッセイの中で
コレクター・畑中妙子さんが「明治・大正の氷ガラス器」と題して初めて世に紹介して注目されたのが始まりでした。
その後のブームとなった氷コップ収集の熱狂ぶりを見るとこのエッセイの果たした役割は相当にインパクトがあったようです。
初めは赤縁や青縁のシンプルなコップや鉢が多かったのですが、人気と共に様々な色と形の器が発見されました。
評価もうなぎ昇りで、氷コップバブルがはじけるまであきれるほどの人気ぶりでした。
その練達の職人の技、可愛らしさ、色彩の多様さは抜群で、現在も多くの人の心を魅了してやみません。
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