春の「湊にいがた雛人形町めぐり」の企画の連携先でもある
江南区沢海の「北方文化博物館」にも時計があることを思い出して、蔵 ji ~ と久しぶりに見学に出かけました。
途中、新津の
「三方舎 書斎ギャラリー」さんへ寄って「塚原雅治 ガラスの世界展」を拝見してきました。
なかなか凝った素敵なギャラリーで作品も生き生きと輝いていました。
7月にギャラリー蔵織でも
「和ガラス特別展ー江戸の粋~明治のハイカラ」をやろうと蔵ji~と盛り上がりました?
北方博物館に到着したのがもう閉館間際の夕方・・でしたが、おかげで人影もまばらでゆったりとした気分に浸れました。
本館の入口近くの土間を上がった居間に目的の時計は相変わらず掛っていましたが・・・長い間止まっているような感じで調子も悪そうで・・・・残念!
珍しい形の「分銅引スリゲル」と呼ばれる大型掛時計です。
機械は出ガンギという珍しい機械でドイツ製でしょう、ケースは国産らしいたたづまいです。早く動かせて欲しいものです。
脚立があれば上って、調整してあげたいくらいです・・・(笑)
もうひとつは近年?寄贈されたらしい大型のホールクロックです。
こちらはちゃんと時刻を刻んでいました。↓
大正から昭和初期に流行した国産ホールクロックのスタイルですが文字板は紙文字板に貼り替わっていますし、機械は国産(名古屋もの)か舶来(米国製)か判断は出来ませんでした。
もうひとつ赤く塗り替えられた八角ボンボン時計が掛っていましたがこちらも止まっていたのと、文字板、針、振り子などだいぶ新しいものに取り換えられていて、評価の対象にはなりませんでした?
建物も庭も環境も抜群の立地ですのでこうした古い家財?もきちんと直して現役であるとより輝いて見えるものです。ものがいいだけに多少の手間を惜しまず整備を進めて、現役復帰に頑張ってもらいたいものです。
下、古くから置きざらしになっている埃だらけの大型シリンダーオルゴール。
スイスの名門オルゴール、メルモード・フレール社の高級オルゴールです。
太鼓やベル、オルガン、カスタネットなどが組み込まれたオ―ケストラタイプの名品です。
今の時代ちゃんと修理のできる名人もいますので、修復されて今一度妙なる音を聞きたいものです。
下、江南区松山(大江山)にある 「小さな美術館 季」 さんでも明治末期の精工舎八角尾長ボンボン時計が元気に活躍しています。
こちらも春の「湊にいがた雛人形町めぐり」の連携先でもあります。
下は古いものを大切に管理してくださる、季 ji~さん
下、初物として頂いたサクランボー絵になるね~?
現在こちらでもガラスの展覧会が開催中です。女性三人の素敵な作品が並んでいます。
「ガラスの表現三人展」(小さな美術館 季)